おはようございます、店長ノムラです。
かれこれ20年も前になるでしょうか、市町村対抗ゴルフというのがあり、私も出場しました。
出足のホールでドライバーでのティーショットを力んでしまい、左の林へ打ち込んで
しまいました。


セカンド地点へ行ってみますとボールは松の木の根元にあり、とても打てる状態では
ありませんでしたのでアンプレアブルを宣言しました。

マーカーの方が私の処置を注意深く見ておられる中で、アンプレアブルの処置の内で
ツークラブレングス内へのドロップを選択し、ボールのあった位置にマークをしてから
ボールを拾い上げ、グリーンに向かって右後方へドロップしました。

その時落下したボールが30cmほど前方へ転がりましたが、マークしてあるボールの
あった位置よりは手前でしたのでそのまま打とうとしましたところ、マーカーの方が
ドロップしたボールが前方へ転んだのでドロップのやり直しを要求してきました。


正しくドロップされたボールをいかにマーカの要求とはいえ、再ドロップしてしまいますと
ペナルティーを科せられるのは私でありますので、その旨を告げてそのまま
プレーを続行しました。


私のマーカーともう一人の同伴者は親しい知人のようで、何故か二人して私にクレームを
つけてこられましたが、そのつどルール上での正統性を説明することとなりましたが、
個人戦ではありませんでしたのでひたすら我慢して18ホールをプレーしました。


不思議な話ですが、すでにアテストのサインを済ませたマーカーが、知り合いだったと
思われる臨時の競技委員長に私の出足のホールでの処置がおかしいのではないかと
クレームをつけたそうです。

そして競技委員長が私を呼びつけ、前方へ転がったのにドロップをやり直さなかったので
競技失格ですと宣告しました。


元々ボールのあった位置を超えて前方へ転がったのなら再ドロップですが、前方へ転んだ
とは申せその位置の手前で止まったボールを打ってはいけないというルールは
第何条の何項にありますかと質問したところ、しばらく待てとの返答でした。

所属のプロゴルファーにでも聞きにいかれたのでしょうが、いつまでたっても
帰ってこられませんので私の方から探しに行って、やっと見つけてどうなりましたかと
聞いてみますと
「なかなか難しい問題や」と云われるだけで競技委員長からは
何の説明もなく、私に対する失格発言はどこへいったのやらそのまま成績発表
となってしまいました。

唖然とするしかありませんでした。

当然のことながら私のスコアはそのままで、団体戦で上位の成績でした。
世の中に価値観の違ういろんな方がおられるのは致し方のないことですが、
無責任な心ない人に振り回されるのは御免蒙りたいものですね。


そうならないためにもルールの知識を深めておきたいものです。

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