続セミの言い分

おはようございます、店長ノムラです。




人間にとりまして蝉は特段可愛げがあるものでもなく、この猛暑の真っ只中で

更なる暑苦しさを増幅させるような鳴き声が迷惑千万ではあります。




しかし蝉から云わせますと「何も猛暑の原因は我々蝉にあるのではなく、

むしろ人間の勝手な行いの結果ではございませんか」となるのでしょうか。




孫が「セミのアポチャン」と云ったのも大人が孫に蝉の騒々しさを刷り込んだようなもので

おしめの取れない乳幼児に我々蝉の高邁な人生を理解できる筈がありません。




蝉にとりましては「ひたすら生命の継続に邁進しているだけで、地球環境を悪化させている

のは人間ではありませんか」と云いたそうですね。

我々蝉の鳴き声を暑苦しく感じるのは分からないではありませんが、人間だって

飛行機や電車そして自動車など我々以上の騒音をまき散らしているではありませんか。




求愛にしましてもただ鳴き声を張り上げているだけで、人間のように男女間の

トラブルを引き起こす蝉はおりません。

そんな人間に我々蝉の求愛の鳴き声を騒々しくて暑苦しいと罵倒されるのは

ミスショットしたゴルファーに八つ当たりされて叩きつけられるゴルフクラブ

のようなものでしょうか。




ミスショットの原因はクラブではなくゴルファー自身だという認識が無いのでしょうか。

最近の蝉は痛いことを云うようです。




この猛暑で脳みそも煮えくり返りそうですね。






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